こんにちは!!
トレーナーの淺野です☺️
早速ですが、「朝食を抜くと太りやすくなる」と聞いたことある方も多いのではないでしょうか。
実はその話、科学的に弱い根拠に基づく一般論だと言う事をご存知ですか?
今回は、その背景を整理しながら説明していきます!
よくある主張
• 朝食を抜くと次の食事でドカ食いして太りやすくなる
• 空腹時間が長くなると代謝が落ちる
これらは観察研究(人々の習慣を観察しただけの研究)に基づくことが多く、因果関係を証明しているわけではないのです!
◾️観察研究→普段の私生活で朝食を食べている人と食べない人を比較する研究
観察研究の限界
朝食を抜く人は「睡眠不足・運動不足・不規則な生活・喫煙率が高い」などの他の要因を持つことが多く、
「生活習慣そのもの」が太りやすさに関係している可能性が高く、「朝食を抜くと太る」という要因には繋がらないのです😕
近年の研究結果
■ ランダム化比較試験(RCT)→不特定多数の人々集め、朝食を食べる群と、食べない郡に分けて研究
RCTでは、朝食を食べることが体重減少につながる明確な効果は確認されませんでした。
Betts(2014年, AJCN)の研究では、 朝食を食べる群と抜く群を比較したが、代謝や体重に明確な差は見られず、食事のタイミングより、一日あたりの総摂取カロリーが体重に与える影響が大きいという結論でした。
まとめ
朝食の摂取が体重減少に直接的な効果を持つという明確な証拠は見つかっていません。
むしろ、朝食を摂取することで総エネルギー摂取量が増加する可能性があることが示唆されています。
したがって、体重管理においては、朝食の有無よりも1日の総エネルギー摂取量や食事の質、生活習慣全体を考慮することが重要です。
ただし、朝食の摂取が集中力やエネルギーレベルに与える影響は個人差があるため、
自身の体調やライフスタイルに合わせて朝食の有無を選択していきましょう!!🍚
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