結局タンパク質を摂るとなにがいいのか?!
筋トレと食事のポイント!
「筋トレをするならタンパク質をしっかり摂りましょう!」と言われますが、なぜタンパク質が重要なのでしょうか? ただ筋肉をつけるだけでなく、基礎代謝の向上やダイエットにも役立つ栄養素です。今回は、タンパク質の役割やおすすめの食材について、初心者にも分かりやすく解説します!
タンパク質の役割とは?
タンパク質は、筋肉・皮膚・髪・爪・内臓など、私たちの体を構成する主要な成分です。特にトレーニングをする人にとって、タンパク質は以下のような効果をもたらします。
1.筋肉の成長と修復を助ける
筋トレをすると筋繊維に微細な損傷が生じます。このダメージを修復し、より強く・大きな筋肉を作るために、タンパク質が必要不可欠です。
特に、トレーニング後の30分以内にタンパク質を摂取すると、筋肉の修復が効率的に進み、筋肥大を促進できます。プロテインが推奨されるのはこのためです。
2.代謝を上げ、痩せやすい体を作る
筋肉量が増えると、基礎代謝(BMR:Basal Metabolic Rate)が向上します。基礎代謝とは、何もしていなくても消費されるエネルギーで、1日の消費カロリーの約60~70%を占めます。
つまり、筋肉量が多い人ほど、何もしていなくても消費カロリーが高い=太りにくい体になるのです。ダイエット中でも、筋トレとタンパク質摂取を組み合わせることで、リバウンドしにくい体を作れます。
3.満腹感を持続させ、食欲を抑える
タンパク質は消化・吸収に時間がかかるため、満腹感が持続しやすいのが特徴です。これにより、間食や食べ過ぎを防ぎ、ダイエットの成功率を高めます。
例えば、朝食でタンパク質をしっかり摂ると、昼食までの間に空腹を感じにくくなり、余計な間食を防ぐことができます。
4.食べるだけでエネルギー消費が増える(食事誘発性熱産生)
食事をすると、食べたものを消化・吸収・代謝する過程でエネルギーが消費されます。これを「食事誘発性熱産生(DIT: Diet-Induced Thermogenesis)」と呼びます。
DITは、摂取した栄養素によって異なります。
栄養素 | 食事誘発性熱産生(DIT)
| タンパク質| 20~30% |
| 炭水化物*| 5~10% |
| 脂質| 3~5% |
つまり、タンパク質を摂取すると、その20~30%がエネルギーとして消費されます。たとえば、100kcal分のタンパク質を摂取すると、約20~30kcalがDITとして消費されるため、実際に体に残るカロリーは70~80kcalほどになります。
このように、タンパク質は「食べても太りにくい」栄養素であり、ダイエット中の強い味方です!
タンパク質が摂れるおすすめ食材
では、どのような食材からタンパク質を摂れば良いのでしょうか?おすすめの食材を紹介します。
◎肉類(高タンパク・低脂質)
鶏むね肉・ささみ(低脂質で高タンパク)
牛赤身肉・豚ヒレ肉(鉄分も豊富で筋肉づくりに最適)
◎魚介類(良質な脂質も含む)
鮭・マグロ・サバ(DHA・EPAも含まれ、健康にも良い)
エビ・イカ(低カロリーで高タンパク)
◎卵(完全栄養食品)
卵1個で6gのタンパク質**を含み、手軽に摂取可能
◎乳製品(筋トレ後の補給に最適)
ヨーグルト・チーズ(乳酸菌も含まれ、腸内環境にも良い)
カッテージチーズ(低脂質・高タンパク)
◎大豆製品(植物性タンパク質)
納豆・豆腐・豆乳(植物性タンパク質を摂りたい人に最適)
高野豆腐(タンパク質が豊富で腹持ちが良い)
◎ナッツ類(適量なら効果的)
アーモンド・クルミ(タンパク質だけでなく、良質な脂質も摂取できる)
※食べ過ぎに注意!
これらの食材を組み合わせることで、バランスよくタンパク質を補給できます。
まとめ
・タンパク質は筋肉の成長・修復に必要不可欠!
・基礎代謝を上げて、痩せやすい体を作る!
・満腹感を持続させ、食欲を抑える!
・DITが高く、食べるだけでエネルギー消費が増える!
・肉・魚・卵・乳製品・大豆製品をバランスよく摂取する!
「何を食べればいいかわからない…」「食事管理が続かない…」そんな方もご安心ください!
当ジムでは、一人ひとりの目標に合わせた食事指導を行っています。
筋肉をつけたい方:高タンパク・適切な糖質・良質な脂質をバランスよく摂取!
ダイエットしたい方:高タンパク・低脂質の食事を中心に、無理なく続けられるプランを提案!
「運動×食事」の両方を正しく実践することで、効率的に理想の体を作れます!
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